top of page

歴史ある大阪のパワースポットを回ってみよう

更新日:2020年6月2日

한국어 페이지--->


商人の町、大阪。

一見、あまり神様とかに興味なさそうですが、実は信心深い人が多い大阪。

実は大阪には歴史ある神社やお寺がたくさんあるんです。

そんな神社や寺を、大阪人は親しみを込めて「○○さん」と呼んでいます。

長く深い信仰を集めてきた大阪の神社や寺は、いわば大阪のパワースポット。

そんなパワースポットたちを紹介しましょう。



<大阪を代表する神社>


●四天王寺(してんのおじさん、よんてんさん)

新羅統一よりも前の593年に創建。

大阪という地名が生まれる前からある、とっても歴史あるお寺です。

日本最初の本格的な仏教寺院の一つ。

歴史の教科書にも必ず載る古代の王族、聖徳太子由来のお寺。

聖徳太子信仰の中心となっています。

金堂と五重の塔が有名。

伽藍(がらん)の配置は建立当時の中国や韓国の影響を強く受けているとか。

寺院の周りには堀越(ほりこし)神社や大江神社などの土地の守り神を祀った7つの神社も配置されています。

ターミナルである天王寺の地名の由来でもあります。

厄払いや疫病払いにご利益あり、と言われています。



○住吉大社(すみよっさん)

211年に創建されたとも伝えられる古い神社。

日本各地にある住吉神社の総本山でもある神社です。

大阪の人が年の初めに神社やお寺を訪れる初詣の場所としても知られています。

また神輿が近くの大和川を渡る夏祭り、住吉祭りも有名。

今は陸地となっていますが、かつて神社のそばまで海があり、神社にも海の神様が祀られています。

入り口には渡るだけでお祓いとなる橋、反橋や、願い事が叶う石、願い事が叶うかを占う石「おもかる石」などがあります。

神社の中には各商業団体が供えた常夜灯が並んでます。

おみくじには韓国語や英語など、外国語のおみくじもあります。

また結婚式の会場としてもよく知られています。

海上交通や金運、商売繫盛、子宝にご利益あり、と言われています。



○今宮戎神社(えべっさん)

593年に四天王寺が建立されたとき、西の方角を守るために創建されたとされている神社。

昔は神社の近くまでが海辺で、海産物の市が立つようになり、市の守り神として商売の神様が祀られるようになったとか。

やがて大阪の町の商売を守る神様となりました。

毎年1月10日の前後3日間行われる「十日戎(とおかえびす)」 は有名で、3日間だけで100万人も訪れるほど。

十日戎では1年間飾った笹を奉納し、また新しい笹を購入し、新たな年の商売の繁盛を願います。

商売繁盛で笹もってこい」の言葉も有名。

境内には独特な掛け声が流れ、普通の日本の神社とは違った雰囲気です。

神社だけでなく、神社の周りにも笹を売るお店であふれかえります。

また毎年若い女性が選ばれ、「ふく娘」として「十日戎」などの神社のイベントに参加します。

道頓堀にかかる「戎橋」の名前は、今宮戎神社に向かう道にかけられた橋であることに由来します。


○大阪天満宮(てんまのてんじんさん)

650年、今の大阪の地に遷都した時、都の西北を守るために創建された神社が由来。

現在では大阪夏の三大祭りの1つである天神祭の神社として有名です。

神社に立ち寄ったといわれる平安時代の貴族、菅原道真(すがわらみちざね)が祀られています。

学業成就・合格祈願にご利益ありと言われています。

天神祭や受験シーズンになると境内は参拝客であふれかえります。

本殿は江戸時代末期に建てられたもの。

神社からすぐのところにある天神橋筋商店街は日本一長い商店街として知られています。

また天神橋や天満橋、天満駅など、神社ゆかりの地名も周辺にたくさんあります。

神社の入口にある落語の寄席「天満天神繁昌亭」も有名。



○生国魂神社(いくたまさん)

2700年前に創建された伝説を持つ神社。

710に編纂された歴史書「日本書紀」にも神社の名前が出てきます。

以前は現在の大阪城の場所にありましたが、豊臣秀吉により現在の場所に移転。

社殿は移転当時の安土桃山時代の伝統をひきつぐ形式となっています。

天皇の宮中行事ともゆかりがある神社で、大阪を代表する神社の1つ。

夏祭りは大阪夏の三大祭りの一つとしても有名です。

神社内に浄瑠璃神社や家造祖神社、住吉神社や天満宮、稲荷神社など小さな神社がたくさんあり、一度に多くの神様にお参りすることができます。

祀られているのは女性の神様で日本列島の守り神。

縁結びや良縁成就、縁切りにご利益ありと言われています。


<行っておきたい神社やお寺>


●露天神社(おはつてんじん)

江戸時代の有名な浄瑠璃(人形劇)「曽根崎心中」の舞台となった神社。

本来の名前よりお初天神の方で知られています。

お初とは「曽根崎心中」で出てきた女主人公の名前です。

昔の心中話から、現在は恋愛の神社になりました。

もともとは850年の文献に出てくるほど古い神社。

大阪天満宮と同じく菅原道真が立ち寄ったとされ、菅原道真が祀られています。

もともと学問成就や合格祈願にご利益ありとされ、受験シーズンに賑わいます。

梅田から神社まではお初天神通りという名前の繁華街が続いています。

梅田などキタの繁華街を獅子や太鼓が練り歩く夏祭りも有名です。



●難波八阪神社

大きな獅子の頭そのまま建物が、SNSを通して世界的に有名になった神社。

もともとは難波に近い村の神社。

1070年頃にはすでに神社が存在したとされています。

神社に祀られている祇園牛頭(ぎおんごず)大王。

牛頭大王は古代に朝鮮からやってきた渡来人の信仰に由来するとも言われています。

鯉や鯛などさまざまなお守りがあるのも特徴。

夏祭りでは道頓堀川をお神輿が渡ります。

厄除けや商売繁盛、縁結び、夫婦円満、安産や金運にご利益ありと言われています。



●愛染堂勝鬘院(あいぜんさん)

映画の「愛染かつら」や夏祭りの愛染祭りで有名な寺院。

もともとは四天王寺の一部。

593年、四天王寺に合わせて聖徳太子により建立されたと言われています。

お寺の名前の由来ともなったのは金堂に置かれた本尊の愛染明王。

染め物屋さんやアパレル、芸能人、受験生などから信仰を集めています。

また金堂の裏にある多宝塔は豊臣秀吉によって再建されたもの。

大阪で唯一、400年前の桃山時代から遺る建物です。

縁結び、良縁成就、商売繁盛にご利益ありと言われています。

愛敬を授かる聖水もあります。



<その他のお寺や神社>


●北御堂、南御堂

通りの御堂筋の由来となった寺院。

●難波神社

船場の商人から信仰される神社。大阪市保存樹1号のクスノキがある。

●坐摩(いかすり)神社

かつての摂津国の一宮で、格式の高い神社。住宅や旅、安産の神。

●大江神社

狛犬ならぬ狛虎があり、阪神タイガースファンから信仰をあつめている神社。

●豊国(ほうこく)神社

大阪城にあり、豊臣秀吉を祀る神社。豊臣秀吉の銅像もあり。

●阿倍王子(あべおうじ)神社

平安時代の祈祷師で映画や小説でも有名な安倍晴明が生まれたといわれる神社。

●三光(さんこう)神社

真田山(さなだやま)にあり、大阪城とつながる秘密のトンネルがあるという噂の神社。

●玉造稲荷神社

豊臣秀吉の息子である豊臣秀頼により再建。大阪城の守り神とされた神社。

●高津宮

平安時代に建立。高台にあり展望の良い場所として昔から知られています。

●堀越神社

大阪冬の陣と夏の陣の舞台。一生に一度の願いを聞いてくれる神社。

●御霊(ごりょう)神社

もともと村の氏神を祀る神社。大阪の落語にゆかりのある場所。

●サムハラ神社

無傷無病、延命長寿の神として知られる神社。


いかがでしたか。大阪のパワースポット。

信仰はなくても、お祈りはしなくても、ご利益があるかも。

また韓国のお寺と比べてみると、その違いが面白いかも。

神社や寺を回って、古代から伝わるパワーを身につけてみてくださいね。


Comments


  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • Instagram
Contact us

Thank you for sending 送信ありがとうございました。​

bottom of page